Vol.6 けっこう身近?ゴールドカードの審査基準
前回に引き続きクレジットカードのお話です。
さてブラックカードはもとより、プラチナカードの審査基準もキビシイので、まずはゴールドカードからという方のために、会員になるための裏技をお教えしましょう。ゴールドカードは一般カードよりもカードの利用限度額が大きいので、当然、審査は厳しくなります。審査基準は各社まちまちですが、30歳以上で安定した収入があり支払いに遅延がなければ、とりあえず手が届く範囲です。
但し、それは最低限必要だということで、これが満たされれば必ず発行される訳ではありません。派遣スタッフや転職したばかりの人、収入が安定しない自由業の場合は、どうしてもハンディがあります。でもそうしたケースでもゴールドカードを作ることは可能です。
最もカンタンな方法は、一般カードからゴールドカードにグレードアップすること。毎月ある程度利用して、支払いがスムーズであれば、ゴールドカードの審査をパスできる可能性大。また申し込み状況によっては条件が緩和されることもあるようです。例えば、銀行系カードが勧誘キャンペーンを行っているときなど、金融機関の担当者が申込書に「本人熟知」や「勤務先熟知」などの推薦をして、カード会社の審査部門に回すことがあります。こうなると、普通より審査が通る確率は格段に高くなります。
「年会費を払うだけの価値があるかなあ」と疑問に思うかもしれませんが、ゴールドカードには海外旅行傷害保険が自動付帯されています。一般カードでもこの旅行傷害保険が付いている場合がありますが、それよりも補償額が大きいのが魅力です。
一般的な海外旅行保険を1日単位で購入する設定で、「ゴールドの年会費は一般保険の何日分の保険料相当するか」をシミュレーションすると、2万2000円の年会費では、8.2~8.9日ですが、年会費3000円ではわずか1日で年会費のモトがとれます(渡航先によって若干の差あり)。海外旅行に出掛ける機会が多い人は、ゴールドカードで保険を担保した方がトクということになります。空港ラウンジを利用できるカードなら、なおメリット大と言えるでしょう。他にも、ショッピングプロテクション(カードで購入したほとんどの商品の盗難や破損を補償)や携行品保補償といった保険も付いています。
またゴールド会員向け優待サービスとして、空港ラウンジサービス、ドクターコール(24時間の医師等による無料の健康相談)、チケット等の優先サービスといった特典が付いているのが一般的。ゴールドカードの専用デスクを通じて、一見さんお断りの高級料亭や、会員権がなければプレイすることが難しいゴルフの名門コースを予約することも可能です。航空会社のマイルが貯まるマイレージカードの場合、ゴールドカードなら2倍マイルが積算されるので、貯まるスピードがアップし、それだけ早く無料航空券の夢に近づくことができます。
つまりライフスタイルや目的に合ったゴールドカードなら、年会費の元を充分にとることも可能なワケです。ゴールドカードを持つならば、付帯されているサービスや特典をガンガン利用すべし、ですね!
実はワタシもJCBのゴールドを持っていて、普段は使わないのですが、旅行の時には空港ラウンジを利用しています。また昨年、イオンカードから突如「ラウンジ利用カード」が送られてきて(年間の利用額が大きいともらえる)、買い物のたびにジャスコの中にあるラウンジを利用しています。小さい子どもがいるので、一休みできるのは大助かり。イオンカードのゴールドメンバーは年会費無料で同様のサービスが受けられるので、ジャスコをよく利用する人は一考の価値アリです。
ゴールドカードを選ぶときのチェックポイント
2.自分の生活スタイルや目的にあったサービス内容か
3.そのサービスを活用すれば、年会費の元がとれるか
これでこのブログは終了となります。短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました。
長田イク子
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